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2014年度初等中等教育におけるGISを活用した授業に係る優良事例表彰 募集要領

2014 Jul 15 公募

1.趣旨

 日本学術会議からの提言※1や中学校・高等学校の学習指導要領改正※2を受け、初等中等教育現場においてGIS(地理情報システム)を実践的に活用した授業の展開が求められており、国土交通省国土政策局においても教員向けの研修プログラム・教材を開発・公開したところです。
 こうした中、GISはアプリケーションの操作性やデータ収集等の面で、多くの教員にとって活用のきっかけをつかみにくい傾向にあることから、授業計画において先導的な取組みを実践している教員を対象とする表彰制度を創設し、普及・展開の契機としていくものです。
※1 日本学術会議からの提言
  平成19年「現代的課題を切り拓く地理教育」の中で2.6として「地図/GISに関する教員のスキルの向上と教育現場での地図/GIS利活用の推進」を提言しています。
※2 中学校・高等学校の学習指導要領
 (中学校学習指導要領解説 社会編)
   「3内容の取扱い」において、「地理情報システム(GIS)などから得られる地理情報」について記載。
 (高等学校学習指導要領)
  「第2章第2節 地理歴史 第5 地理A及び第6 地理B 3内容の取扱い」において、「地理情報システムなどの活用」について記載。
 

2.応募資格

 日本国内の初等中等教育現場において、GISを実践的に活用した授業に取り組んでいる教員等※3の個人又はグループ。
 過去に受賞されている個人又はグループでも、別の取組であれば応募していただけます。
※3 教員等
  初等中等教育現場において、GISを実践的に活用した授業に取り組んでいる教員以外の方も含みます。
 

3.応募方法

 応募しようとする方は、本要領の最後に添付されている申請書に必要事項をご記入の上、募集期間内に、本要領6.の「問い合わせ先、申請書送付先」まで、電子メールによりご応募願います。
(申請書記入事項)
 ① 所属(学校名、担当教科)、氏名、連絡先等
 ② 初等中等教育現場において、GISを実践的に活用した授業に取り組んでいる事例の概要(枠内に収まる程度の分量でお願いします。)
(参考)事例のイメージ例
  ・身近な地域の文化財などの調査結果をGISに入力して発表した。(小学校社会科・総合的な学習)
  ・地区の地層についてフィールドワークを行いGISに観察の結果をまとめて発表した。(小学校理科)
  ・地域の安全に関する課題を調査し、GISに入力し、分析を行った。(中学校社会科・技術家庭科)
  ・地域の店舗の立地について、GISを使って、人口や施設立地などの地域のデータを重ね合わせながら、身近な生活の中の経済の仕組みなどを考察した。(中学校社会科(公民的分野))
  ・市内の果樹園の過去の分布図とフィールドワークで得た実データなどをGISを利用して議論、発表した。(高等学校地理歴史(地理B))
 ③ ②取組事例の概要に関する補足資料(②の取組事例の概要を理解するにあたり、これを補足するような資料(実際の教材の一部のコピー、授業光景や教材の写真など)をご用意いただければ、ぜひ添付願います。
 ※②欄および③補足資料のご用意にあたり、下記【審査の観点】の各項目を参考に、取組事例の特色がわかりやすく表現されていることが望まれます。

 (募集期間)   2014年7月14日(月)~9月8日(月)※必着
 (申請書様式)>  
ダウンロード
   

4.選考方法

 ご応募いただいた事例を地理情報システム学会、毎日新聞社、国土交通省、文部科学省から構成する以下の審査委員会による審査の上、選考いたします。
 選考にあたっては、GISの効果的な活用の観点、教育上の効果の観点、これらを総合的に勘案した観点などから審査いたします。
【審査の観点①(GISの効果的な活用)】
・課題の把握、資料収集・整理、データの分析・解釈などの様々な場面に応じてGISを有効に活用している
・GISの持つ機能(重ね合わせ 等)を高度に活用している
・資料の発表・表現においてGISの特性を効果的に活用し、工夫をしている
【審査の観点②(教育上の効果)】
・児童・生徒の授業に対する興味・関心を高める工夫がある(児童生徒もGISを操作する 等)
・教員が授業の内容に合わせた教材を容易に準備でき、他の教員にも扱うことができるなど、汎用性のある内容となっている
・1度でなく、複数回、複数年など継続的に取り組まれている
(審査委員)地理情報システム学会より 教育委員会委員長を含む3名
      株式会社毎日新聞社「教育と新聞」推進本部より 1名
      国土交通省国土政策局国土情報課より 1名
      文部科学省初等中等教育局教育課程課より 1名
 

5.表彰

 以下の表彰を行います。
・国土交通大臣賞   1点 表彰状・副賞(総合的な観点)
・地理情報システム学会賞 1点 表彰状・副賞(GISの効果的な活用の観点)
・毎日新聞社賞    1点 表彰状・副賞(教育上の効果の観点)
  (各副賞提供:日本地図センター)
選定された個人又はグループの代表には、当事務局(地理情報システム学会)より直接ご連絡をさせていただき、後日、表彰式を執り行うとともに、事例発表もしていただくことを予定しています。なお、事例発表者の旅費等については主催者側で4万円を上限に負担の予定です。
表彰式と事例発表については、地理情報システム学会第23回研究発表大会(11月7~8日、中部大学春日井キャンパス)またはG空間EXPO 2014(11月13~15日、日本科学未来館)の中での開催を予定しております。(詳細が決定し次第、地理情報システム学会WEBサイトにて案内いたします。)
 

6.問い合わせ先、申請書送付先

 「初等中等教育におけるGISを活用した授業に係る優良事例表彰」事務局
一般社団法人 地理情報システム学会内
〒113-0032 東京都文京区弥生2-4-16
学会センタービル4階
E-mail office@gisa-japan.org
URL  http://www.gisa-japan.org/
 

7.注意事項

・ご応募頂きました案件について、必要に応じて聴き取りのご連絡を行うことがあります。
・ご応募頂きました資料は返却しないことを原則としますが、返却を希望される場合は、応募用紙にその旨ご記入下さい。
・ご応募頂きました資料は、事務局にて責任をもって保管させていただきます。また、地理空間情報の教育への利活用に関する広報などの目的で、ご応募いただきました案件をホームページ等で無償で紹介・利用させていただくことがあります。
・表彰対象となった応募者(グループ関係者)の氏名は公表されます。
・ご応募の際にご記入頂きました個人などにかかわる情報は、当企画の連絡などに利用する以外の利用は行わず、個人情報の保護に関する法律に基づき適正に管理いたします。
 

8.主催・共催・協賛など(予定)

主催:地理情報システム学会
共催:毎日新聞社
後援:国土交通省国土政策局、人文地理学会、日本地図センター、
日本地図学会、日本地理学会
副賞提供:日本地図センター
協賛:ESRIジャパン(株)

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